バートンチームによる最新作のスノーボード・ムービー『ONE WORLD』が、2020年11月17日よりAmazonプライムビデオで全世界に配信開始されました。
世界各国のロケーションを72日間かけて撮影された映像作品で、バートンとしては2012-2013シーズンの「13」以来となる長編ムービーです。
出演ライダー(一部)は以下のとおりです。
ダニー・デイビス、マーク・マクモリス、アンナ・ガッサー、レッド・ジェラード、マリア・トムセン、ミッケル・バング、ベン・ファーガソン、キミー・ファサニ、マックス・ゼベ、ブロック・クラウチ、イーサン・デイス、ニールズ・シャック、ルーク・ウィンケルマン、マイキー・レンツ、クレメンス・ミラウアー、マーク・ソラーズ、マイケル・シカレリ、ジェイク・バートン・カーペンター
Amazonプライム会員に登録する
筆者が視聴して率直に思ったことは、「まずは雪を楽しもう」ということです。
この記事では筆者独自の見どころと感想をふまえ、今作品の魅力を紹介していきます。
『ONE WORLD』の見どころは数字に着目してみよう
今作品では世界のトップライダーが揃っているわけですが、どのような険しいシーンでもライディングを成功させる技術にはやはり「おおっ!」と魅了されます。さらに、映像に関しても雪がもたらす美しさに引き込まれるような作品となっています。
これが見どころと言ってしまうと、作品全てが見どころになってしまいます…
そこで今作品ではひとつ、「数字」に着目するとおもしろいかなと。
というのも、本編公開までにいくつか短編予告ムービーが公開されてきましたが、それらすべてのタイトルに数字が付けられていました。
そして本編でも92,864STEPS、999IDEAS、72DAYSのように数字を絡めたキーワードが盛り込まれいて、どこか数字にこだわった作品のように受け取れます。
数々のシチュエーション、費やした日数、携わった人たちの数、これらすべての数が合わさり「雪を楽しむ」という『ひとつの世界』が生まれることを表現しているのではないでしょうか。
『ONE WORLD』とは『ひとつの家族』
筆者は今作品を観終えて、「ONE WORLD」とは「ひとつの家族」とも感じました。
バートンチームには、若手のレッド・ジェラード(20才)からテリエ・ハーコンセン(46才)のように幅広い年齢層のライダーが在籍しています。
そんな彼ら・彼女らがヒットさせる場所に全力で突っ込んで、全力でやられて、成功したら皆で全力に喜んでいる姿からは、スノーボードを心底楽しんでいるのがみて取れます。
これは、2019年に亡くなられた「スノーボードの父」とも呼ばれるバートンスノーボードの創業者ジェイク・バートン・カーペンターを思うと、「お父さんの作ってくれたスノーボードのおかげで、僕たち私たちは雪を楽しめているよ」と、何かひとつの家族物語を描いていると思うのです。
ONE WORLD(ひとつの世界)とは雪を楽しむひとつの家族。
その家族の中にはスキーヤーの方もそうだし、庭でそりをする子供たちもそう、雪に関わった人たち全員がひとつの家族だと思うのです。
そして、ひとつの家族で幸せな物語を作っていくにはどうしたらいいのか。
それは環境問題への取り組みをすることも大切だけれど、まずは雪が降ることにありがたみを持ち雪を楽しむ気持ちを忘れないでいよう、「雪で楽しめば誰もがひとつの家族だよ」そのようなメッセージが込められているように思いました。
以上が今作のバートンチームのスノーボード・ムービー『ONE WORLD』を視聴した感想です。
『ONE WORLD』はAmazonプライムビデオで視聴できます。初回30日間の無料トライアルを利用してぜひご視聴くださいね。
Amazonプライム会員に登録する