最新情報の記事はこちらです。
そろそろ早割チケット情報など、各スキー場サイトをチェックし始めるころではないでしょうか。
私もそのうちのひとりで、つい先日スキー場情報を検索しているとグランスノー奥伊吹(旧:奥伊吹スキー場)で土砂崩れが発生したことを知りました。
情報源は登山サイトの投稿写真からで、撮影場所は上級者コースの天狗岩コースのものでした。
奥伊吹スキー場は、私が10年通い続けているお気に入りのスキー場でもあり大変ショックを受けております。
コースの被害状況が心配になり、すぐさま運営会社に連絡を取りました。
この記事では、2020年8月現在の天狗岩コースで発生した土砂崩れの被害状況と復旧のめどについて報告していきます。
【奥伊吹スキー場天狗岩コースの土砂崩れ】復旧の見込みは?
運営会社である奥伊吹観光株式会社の回答内容は以下のとおりです。
- 土砂崩れが起きたことは事実でコースの被害状況は確認済みである
- 8月中は土砂が流れる危険性があるため、すぐには工事に取り掛かることはできない
- 9月に計画を立て10月、11月の2カ月間で復旧工事を完了する
会話の最後に「完全復旧をしてシーズンを迎えられるようにします」とのコメントをいただけたので少し安心しております。
もともと奥伊吹スキー場は土木関連企業が運営しており、現在でもその企業が山の管理を行っています。
いわば奥伊吹の山を知り尽くしたプロなので、完全復旧することも期待できるのではないでしょうか。
けれども、被害が大きいだけに安全面には細心の注意を払って作業をしてもらいたいです。
【奥伊吹スキー場天狗岩コースの土砂崩れ】被害の詳細
運営会社からの情報をふまえ被害状況をまとめました。
項目 | 詳細内容 |
発生日と原因 | 7/8の豪雨が影響したと考えられます |
発生場所 | 天狗岩リフトの終点駅から4本目のリフト支柱付近 |
被害状況 | リフト支柱のコンクリート基礎が見えるまで崩れている
発生箇所はコース幅の3分の2程度が崩れている 中間駅付近まで土砂が流れている |
滋賀県長浜市では7月5日から8日までに243ミリの雨が降りました。
これは平年の7月の1カ月分に近い雨量が降ったことになります。なので、この降り続いた雨が原因で今回の土砂崩れが起きたと考えられます。
発生箇所ではリフト支柱深くまで崩れ3分の2程度コースがなくなっている状況です。リフト本体に被害がなかったことが不幸中の幸いでした。
被害の範囲は中間駅付近までコースの半分が土砂で埋まっています。
もともと岩場のコースであるため、広範囲に岩がゴロゴロと転がっているので回収作業が大変だと思います。
土砂崩れが復旧できなかった場合に影響すること
もし復旧工事が完了しなかった場合にコースに影響することを紹介します。
まず天狗岩ペアリフトが全面運行できない場合ですが、そうなると頂上のスカイビューコースに行けません。
このコースは昨年はオープンできませんでしたが、積雪が十分だと毎年2月に開放されます。
周りがブナの木に囲まれているので特に自然を感じることのできるコースです。
私は毎年楽しみにしているコースなのですが、2021年も滑れないとなると寂しくなりますね。
次は天狗岩リフトが運行できたとしても中間駅下車の場合です。
この場合だと滑走距離が約300mのストレートコースのみとなってしまいます。
長距離を滑りたい方には物足りないかもしれません。
まとめ
ここまで奥伊吹スキー場の天狗岩コースで、2020年7月に発生した土砂崩れの被害状況について報告してきました。
- 9月まで復旧工事は始められない
- 被害状況は確認済みで現在は工事計画を立てている
- 11月の完全復旧を目指して計画を進めている
- 復旧できなければスカイビューコースへはアクセスできない
- 天狗岩コースの中間駅までの運行となる場合がある
スキー場も暖冬・コロナの影響が続いているうえに今回の土砂災害が重なったことで何かと大変だと思います。
なんとか完全復旧をしていただき、安全にそして楽しく滑れる日を待ち望んでおります。