最近、スケートボードに乗っていると、トラックからギュギュと異音がするようになったんだ…
そのような症状は、長く使っているスケートボードだとよくあることですよ。
実際に筆者が数年使用しているスケボーも、異音がするようになってきました。
滑り自体は違和感もなく乗れているので問題ないのですが、なんせ音が気になる!
どうにかならないものかとショップや友人たちに聞き出してみると、シリコンスプレーやラバーグリスを塗っているとか、はたまた音なんて気にしない!っていう意見も…
そんな中で手軽にできそうな解決方法がありましたよ。
それはずばり”クレヨンを塗ること”です!
そこで今回は、クレヨンを使ったスケボーのトラックからの異音を解消する方法を紹介していきます。
当記事は以下のようなお悩み・疑問にお答えします。
- トラックからの異音を手軽に解消したい
- ブッシュにグリスは塗ってもいいの?
- クレパスはクレヨンと似てるけど、違いは何?
スケートボードのトラックから異音がするのはどこか?
スケートボードに乗って進んでもいないのに異音がするということは、トラックハンガーが他のパーツと干渉している部分が怪しいです。
そのパーツとは、ブッシュとピボットカップのことです。なので、まずはこの2点のパーツ本体に不具合がないかチェックしましょう。
うーん…筆者の場合、特に割れている感じもなく、ブッシュに関しては硬くもなっておらず良好でした。
(もし割れなどの劣化がある場合は、トラックの動きが悪くなって滑りにも影響してくるので交換することをおすすめします!)
ブッシュとピボットカップに不具合はなかったので、汚れが原因かなと思いウエスでふき取ってみましたが、それでも音鳴りはなくなりませんでした…
何か潤滑剤などを使って、摩擦力を小さくする必要がありますね。
ブッシュやピボットカップにグリスを塗ってもいいのか?
干渉する部分の摩擦力を小さくするために、ゴム素材にも使用できるシリコングリスやラバーグリスを使っている方を見かけます。
けれども、筆者の中でグリスを塗ることはNGです。
なぜならパーツからグリスが外にはみ出てしまうと、その部分から汚れを引き寄せてしまうからです。
グリスのべたつきが、ほこりなどをどんどん付着させてしまいます。
あと、ブッシュとグリスとの相性を調べていると、こちらのページで参考になる文章を発見しました。
ブッシュ周りなどに塗って使う方がいますが確かに曲がりはよくなるけどブッシュの上を滑っているだけどブッシュの反発や粘りを全く殺してしまします。 絶対ブッシュ周りは塗らないように。
FUNWAVES
確かに、グリスによってブッシュとトラックハンガーとが滑ってしまうと、トラック本来の可動性を損なうことになりますよね。
なのでトラックハンガーが他パーツと接する部分は、ある程度の摩擦があったほうが良いってことです。
これを踏まえて考えると、やはりグリスを塗ることダメですね。
パラフィンは問題なし!クレヨンとクレパスとの違いは何?
ゴムとの相性が良いもので調べていると、パラフィンがゴムの老化防止剤に使われたりもしているみたいですね。
パラフィンが使用された身近にあるものと言えば、ロウソクやクレヨンがあります。
ん!?クレヨン?そういや家にもあるぞ!
と探し出してみたら、なんとそれは”クレパス”でした…
クレパスではダメなんでしょうか?。違いについて調べてみました。
まずクレパスとはサクラクレパス社の商品名で、一般名称はオイルパステルと呼ばれます。
クレヨンとクレパスの成分はほぼ同じで、違いは使われている成分の”量”なんです。
クレパスはクレヨンより、描きやすくするためのオイルが多く入っています。
確かに、ヌルっとしていて面で厚塗りができますよね。
このヌルっと感がグリスと同じように汚れを誘引してしまうのでは?と思ったので、うちにあったクレパスはあきらめ”クレヨン”を購入することにしました。
まぁ…ばら売りもされていて、1本80円ぐらいだったので良かったです。
クレヨンをトラックハンガーに塗って異音を解消しよう
それでは、文房具店で買ってきたクレヨンをトラックハンガーに塗ってみます。
まずキングピンのナットを外して、トラックをベースプレートから取り外します。
次にトラックハンガーが干渉する部分にクレヨンを塗っていきます。
塗る箇所はブッシュとピボットカップが触れる部分、あとカップワッシャーの内側にも塗ってみます。
塗り終えて試乗してみると、ギュギュといった異音がなくなりました!
これで、いつまでもつかは試していませんが、また鳴るようになったらクレヨンを塗っての繰り返しですね。
まとめ
ここまでスケートボードに乗っていて、トラックから異音がした時の解消法について紹介してきました。
筆者が使用したアイテムはクレヨンです。
クレヨンをトラックハンガーに塗ることで、音鳴りを解消できました。
今回の記事内容でのポイントは次のとおりです。
- ブッシュとピボットカップに、割れなどの不具合がないかチェックしよう
- シリコングリスやラバーグリスをブッシュに塗ってしまうと、トラック本来の可動性を失う
- クレパスはオイル成分が多いので、汚れを誘引してしまうでしょう
- クレヨンを、トラックハンガーが干渉する部分(ブッシュとピボットカップ)に塗ってみよう
- カップワッシャーにもクレヨンを塗ってみよう
- クレヨンは1本80円くらいで購入可能
クレヨン自体は安くメンテナス方法も簡単なので、ぜひ異音がしたら今回の方法を実践していただき快適なスケートボードライフを送ってくださいね。