スポーツを続けていると技ができなかったり、なぜか転んでしまうなど原因がわからず行き詰まることはありませんか?
今回はそんな悩みを解決するために、一連の動作をわかりやすく分析し問題解決に導く方法を紹介します。
ずばり、その方法とは、問題点のひとつ前の動作に着目し「なぜそうなったのか」と分析していくことです。
この方法を取り入れることで以下の効果が期待できます。
- 問題点の洗い出しがしやすくなる
- 根本的な原因となる真因を見つけることができる
- 問題解決のスピードがあがる
また、今回の記事内容は以下の方に参考になります。
- 「何をやってもうまくいかない」と行き詰っている方
- 記録をさらに伸ばすことや目標設定をあげたい方

今でも私は困った時に「なぜなぜ分析」を実践し、スノーボードやスケートボードの上達につなげることができています。
ぜひご一読いただき参考にしてくださいね。
ひとつ前の動作に着目し「なぜなぜ分析」をしましょう
なぜなぜ分析とは、問題点に対して「なぜそうなったのか」と要因を洗い出していくことです。
そして、問題のある動作のひとつ前の動作に着目することで、問題解決への糸口を見つけることができます。
例として「垂直ジャンプで高く飛べなかった」としましょう。まず修正ポイントで目につくところは、まっすぐ飛ぶ意識や腕の上げ方など「飛び方」を変えることだと思います。
けれどもここでは飛び方に着目せず、「なぜ飛び方がおかしいのか」と考えひとつ前の動作である「しゃがみ方」に目をつけてみましょう。
すると深くしゃがめていなかったことや、かがんだ時に頭の位置がずれていたなど、しゃがみ込む動作が悪かったことに気づきます。
これはいくら飛び方を変えても、しゃがみ方が悪ければいつまでたってもまっすぐ高く飛ぶことはできないということです。
さらに「うまくしゃがめない」のであれば、初めの「立ち方」に着目してみましょう。
すると足を広げすぎて立っていたなど、「立ち方」から悪かったことに気づきます。これは、うどんを作りたいのに「原料にそば粉を使っていた」と同じことです。
問題点 | 「なぜそうなったか」前工程を分析 |
【ジャンプする時】
高く飛べない |
【しゃがむ時の姿勢をチェック】
深くしゃがめていなかった 頭の位置が中心からずれていた |
【しゃがむ時】
深くしゃがめない 頭の位置がずれてしまう |
【立っている姿勢をチェック】
足を広げすぎて立っていた 正面を見れていなかった |
このように一連の動作を工程で区切り、問題点の前工程に着目して「なぜそうなったのか」と分析していくと、悪さする真の原因を発見しやすくなります。
【実例】スノーボードでの「なぜなぜ分析」を紹介
次に私が実際にスノーボードで行った、なぜなぜ分析の例をキッカーとターンに分けて紹介します。
【キッカーの例】空中でバランスを崩してしまう
私がキッカーに挑戦し始めて間もないころの話です。
その当時、どうしても空中で姿勢を崩してしまう問題から抜け出せずにいました。
問題点 | 「なぜそうなったか」前工程を分析 |
【ジャンプする時】
空中でバランスを崩す |
【キッカーを駆けあがる姿勢をチェック】
リップの先を見られていなかった 頭が下がって軸がボードから外れていた |
【キッカーを駆けあがる時】
頭が下がってリップの先が見れない |
【キッカーにさしかかる姿勢をチェック】
目線が下がっていた 腰が折れ曲がった姿勢だった |
【キッカーにさしかかる時】
重力に耐えられず姿勢が崩れる |
【アプローチの姿勢をチェック】
棒立ちの姿勢でエントリーしていた |
このように分析していくと、キッカー進入時に目線が下がっていることがわかります。
これは初めから棒立ちの姿勢でアプローチしていたことが原因です。その後、進入時の重力に押しつぶされ、必然的に目線が下がってしまう状態になっていました。
そこで、初めのアプローチ姿勢を少し低くする意識をするよう改善しました。その結果、進入時の重力を吸収でき目線はリップ先に向けられ安定してジャンプができるようになりました。
【ターンの例】ターン後半に踏ん張れずに転んでしまう
ターンに関して(特にヒールサイドターン)は今でも「なぜ転んでしまった?」と悩まされる時があります。
そんな時の一例を紹介します。
問題点 | 「なぜそうなったか」前工程を解析 |
【ターンの終盤】
踏ん張れずに転んでしまう |
【ターン中盤の姿勢をチェック】
両ひざが伸び切っていた |
【ターンの中盤】
ひざを曲げられない |
【ターン前半の姿勢をチェック】
体が後傾になっていて、前脚から踏み込めていなかった |
【ターンの前半】
前脚から踏み込めない |
【ターン切り替え時の姿勢をチェック】
後傾になった姿勢で、先に目線をターン方向に送っていた |
ターンも同様に分析していくと、全体的に後傾姿勢になっていることがわかります。
順に前工程をチェックしていくと、始めのターンを切り替える時点で重心が後ろに行き過ぎていることが、その後の動作に悪さをしていることがわかりました。
この場合はターン切り替え時に、自分が思っているより重心を前に置くように意識しました。すると、全体を通して踏ん張れる姿勢が取れエッジが抜けることがなくなりました。
まとめ
問題解決に行き詰まった時は、一連の動作を区切り「なぜそうなった?」と考えて前の動作に着目していくと、悪さをする原因を見つけやすくなります。
また、順に前へと紐解いていくと意外にも「最初の動作や姿勢の悪さが全体に影響していたんだ」と真因を発見することができます。
- 一連の動作を「飛び方」「しゃがみ方」などの工程で区切ると要因を洗い出しやすい
- 問題点に対して「なぜそうなったのか」と考え原因を探していくこと
- 問題点の前の動作に着目していくことで真因を発見できる
以上のポイントをおさえることで、今まで行き詰まって悩んでいた問題を解決することができます。
また、今回紹介した「なぜなぜ分析」を取り入れた方法は、運動やスポーツ全般に活用できますのでぜひ参考にしていただき実践してみてくださいね。