あれ!?スノボの板(トップシート)がはがれてる!
気づかないうちに、よく傷ついていたりするんですよね。スノーボードの板って。
筆者もこれまでに何度も経験してきました。トップシートがぱっくりはがれていたり、欠けていたり…
またすぐに滑りに行く予定があるのに、このまま放置するわけにもいかなくて困りますよね。
そこで今回は、スノーボードの板(トップシート)がはがれてしまったときの修理方法を紹介します!
修理に使うアイテムはこちら。
接着剤!
そう接着剤でくっつけちゃいましょう。
メンテナンスなんてやったことがないよ…と不安を感じたあなた。大丈夫です。
修理方法は意外にも簡単にできるので、ぜひとも参考にしていただきチャレンジしてくださいね。
当記事は以下のような方に参考になります。
- スノボのトップシートのはがれを、すぐにでも修理したい
- 自分でメンテナンスするのが初めてで不安
- トップシートのはがれを放置したらどうなるの?
スノボのトップシートが剥離する原因は?
トップシートがかけたり剥離したりする原因は、以下のようなことが考えられます。
パークのアイテムにぶつけた
パークで遊んだりすると、ジブアイテムによくぶつけたりしますよね。
相手は鉄なので、木材のスノーボードはもちろん負けてしまいます。
地形のブッシュや石と知らずに接触している
コース上であっても、雪の中にはブッシュ(木の幹など)や石が潜んでいたりします。
特に地形で遊んでいた場合なんかは、知らないうちに傷ついたってことがよくあります。
経年劣化や保管状態の悪さによるもの
スノーボードを長く使っていると、少なからずゆがみが出てきます。
シーズンオフ中に高温の場所で放置した場合、接着剤の劣化が早まり、そのゆがんだ部分からはがれてしまうと考えられます。
スノボのトップシートが剥離したらどうなるのか?
トップシートが欠けたり剥離したとしても、雪面とは触れない部分なので滑走には影響がありません。
かといって放置して滑走を続けてしまうと、破損した部分から水が浸入します。
スノーボードは木材なので、水に触れたままだと腐食が始まります。
それがきっかけで、最終的にはボードが折れてしまうなんてことも…
なのでもし破損を発見したら、できるだけ早く修理することをおすすめします!
スノボのトップシートが剥離した場合の修理方法
ここから本題の修理方法を紹介していきます。
今回はこちらの接着剤を使って修理しました。
この接着剤を選んだポイントは次のとおりです。
- 多用途
- 衝撃・振動に強い
スノーボードは基本木材で作られていますが、異材同士でも接着できるほうが無難だと考えました。
あと滑走中はボードに圧力がかかるので、衝撃・振動に耐えられるのが良いかなと思います。
それでは修理手順を見ていきましょう。
- 剥離したところを乾燥させる
- 接着剤を流し込む
- 万力で挟む
- 十分に接着時間をとる
① 剥離したところを乾燥させる
破損部分から進入してしまった水分をなくすために、十分に乾燥させる必要があります。
自然に乾燥するのを待ちたいところですが、筆者は時間に余裕がなかったのでドライヤーを使って数分間乾かしました。
②接着剤を流し込む
剥離した部分に接着剤を流し込んでいきます。
今回は中まで流れるようにするために、つまようじを挟んで破損箇所を広げました。
ここで接着剤がついて後々の処理に困る部分(ソールやエッジ)には、マスキングテープで保護しておくのもおすすめです。
③万力で挟む
接着剤はくっつけたい面どおしを圧着することで、本来の接着効果を発揮できます。
万力でそのままスノーボードを挟むと傷つけてしまうので、木材などを間に挟んでくださいね。
圧着した際に余分な接着剤がはみ出してくると思うので、ウエスでふき取っておきましょう。
④十分に接着時間をとる
今回は2時間以上、圧着しました。
圧着時間や接着剤が硬化する時間は使用した製品ごとに異なるので、説明書やパッケージに記載されている使用方法をよく読んでくださいね。
接着が完了し時間がたったらボードをしならせたりして、接着面がはがれないかチェックしましょう。
問題がなければ修理完了です!
まとめ
ここまで、スノーボードのトップシートが剥離したときの修理方法について紹介してきました。
修理に使う道具は次の2点です。
- 接着剤
- 万力
万力がない場合は、重たいものを置いて接着部分が浮いてこないようにしましょう。
修理作業のポイントは以下のとおりです。
- 破損部分は十分に乾燥させよう
- ソールやエッジに接着剤がつくと面倒なので、マスキングテープを貼るのがおすすめ
- 万力でくっつける面どおしを圧着しよう
- 万力で直接挟むとボードが傷つくので、木材などを間に挟んで保護しよう
- 接着剤の使用方法をよく読んで、圧着時間や硬化時間を守ろう
接着が完了したら修理した表面に接着剤を厚塗りしておくと、コーティングの効果が期待できます。
今回、紹介した修理方法は時間もかからず簡単に行えるので、ぜひチャレンジしてくださいね。
ただし大きな損傷がある場合は、チューンナップ店や購入した店などに修理依頼することをおすすめします。
小さな傷でも放置しておくと大きな損傷に……なんてこともありますので、こまめにメンテナンスしてお気に入りのスノーボードを大切に長く使っていきましょう!