スケボーを乗り始めて怖い思いをしたことはありませんか?
私は長く乗り続けていますが今でも怖いです。 なぜなら、スケボーに挑戦する限り絶対にケガをしないという保障がないからです。

けれども乗り方の基本を身に付ければ、大きなケガをする確率は格段に下がります!
初心者の方にはぜひ基本を知ってから始めてもらいたいです。
なので、この記事では以下のようなスケートボードの基本動作が習得できる方法を紹介していきます。
- 正しい位置に乗る
- 安定して進む
- 安全に止まる
この練習方法はわが子にも実践してきたものなので、子供にも理解できる内容となっております。
当記事は以下の方に参考になります。
- これからスケボーにチャレンジする方
- 乗り始めたけど怖すぎて上達しない方
- スケボーを親子で楽しみたい方
スケートボードは恐怖心があっては上達しない
早く上達するための秘訣はプロテクターをつけることです!
なぜなら、スケボーは不安定な乗り物なのでプロや上手い人でも絶対にコケます 。私もこれまで何回コケたかわかりません…骨折も経験しました。
痛い思いばかりだと恐怖心がふえて体が思うように動きません。
けれども、プロテクターをつければ「ちょっとくらいコケても守ってくれる」と安心感を持てます。
恐怖心がなくなれば、なんにでもチャレンジできるので上達が早くなるきっかけとなるわけです!
地面に打ちやすい膝・手のひら・肘の3点と、大事な頭を守るヘルメットは必須です。ぜひ、プロテクターをつけて上達への近道をしていきましょう。
スケートボードの板(デッキ)には前後の向きがあります
スケボーの板をデッキと言いますがこれには前後の向きがあります。
『知らなかった…』って方は次の方法で見分けてくださいね。
- ビスの穴からデッキの先端までの長さを測る
- 両方測って距離が長い方がデッキの前(ノーズ)です
スケートボードを乗る前にスタンスを決めよう
デッキの前後がわかったところで実際に乗っていくわけですが、その前にスタンスを決めなければいけません。
スタンスの見分け方については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてくださいね。
スケートボードのバランスがとりやすい乗り方
次にデッキへの乗り方について解説していきます。
乗り方は3ステップです
1.デッキ前方のビスの横に立ちます。
- レギュラースタンスならデッキの右側に立つ。
- グーフィースタンスならデッキの左側に立つ。
2.前足をビスの上に乗せます。
- 内側2つのビスを踏む。
- 足の向きは少し斜めに向ける。
- つま先はデッキからはみ出ないように注意しましょう。
3.後ろ足はデッキが反り始める付近に乗せましょう。
後ろ足もつま先がデッキからはみ出ないように注意してください。
以上がデッキへの正しい乗り方です。
バランスを取りやすくするポイントは前足はビスの上に乗せることと、両足のつま先がデッキからはみ出ないことです。
まだふらついちゃう場合は、つま先の位置を左右にずらしてデッキの中心に乗れるように変えてみてください。
乗り方の練習方法
次に乗り方の練習をゲーム感覚でやってみましょう。
題して『しるしに上手に足を置けるかな?』です!
それでは乗り方の練習手順です。
- デッキにチョークで足の位置を書いちゃう
- しるしに合わせてデッキに乗る
- 慣れたら乗るテンポをあげていく
繰り返し練習してバランスを崩さず乗れるようになったらカンペキです!
スケートボードの安全な降り方
次に降り方について解説していきます。
降り方がわからないと、いざ進んでも安全に止まれないのでしっかりマスターしていきましょう。
降り方の順番は?
まず降り方の順番について解説していきます。
降りる順番は乗り方とは逆で後ろ足→前足の順に降ろしていきます。
- 前の膝を曲げて重心をかける
- 後ろ足を体の正面側に降ろす
- 前足を体の正面側に降ろす
後ろ足を降ろす位置が後ろすぎると、体が後傾になって転びやすいので注意しましょう!
降り方の練習方法
次に降り方も楽しく遊びながら練習していきましょう。
題して『乗って降りてワンツー・ワンツー』です!ごめんなさい、ネーミングがいまいちなのは無視してください…
それでは降り方の練習方法です。
- 両足で乗った状態から後ろ足を降ろす
- 前足は残したまま、また後ろ足を乗せる
- これをリズムよくワンツー・ワンツーと繰り返す
慣れてきたら下を見ずに目線は進行方向にして練習していきましょう。
デッキが前後にあまり動かず、後ろ足が正しい位置に乗せて降ろしてを繰り返すことができたらカンペキです!
前足に重心を取らないとふらついてしまうので、前ひざが軽く曲がっているかがポイントです。
スケートボードの重心を意識した進み方
次に進み方(プッシュ)について解説していきます。
このプッシュができなければスケボーは始まりませんし楽しくないです。 しっかり練習してマスターしていきましょう。
プッシュのやり方
プッシュのやり方は3ステップです。
- 前足だけをデッキに置いて、後ろ足は前足の近くに置く
- 前ひざに力を入れて、かっけこのよーいドンの要領で後ろ足を蹴りだす
- 後ろ足をデッキに乗せる
プッシュのポイントは前足を軸にして重心をかけることで、そのコツは前ひざの上にあごがくるようにイメージしてもらうとやりやすいです!

前ひざの上にあごがくるようにイメージします
プッシュの練習方法
それではプッシュの練習を紹介していきます。
こちらのお題は『片足でぐらぐらバランス』です!
- 前足をデッキに置き、後ろ足は地面に置く
- 前ひざを曲げて踏ん張る
- 後ろ足を浮かしてバランスをとる
- 何秒乗れるか測る

前足だけ乗せてバランスを取ってみましょう
どうでしょう何秒間バランスを取れましたか?5秒以上バランスが取れたらクリアーです!
この練習をすると、前足に体重をかけることが身につくので蹴り出しの力を弱めず前方に伝えるプッシュができるようになります。
片足バランスがうまくなってきたら、プッシュの蹴り出しを1回から2回、3回と増やしていきましょう!
安定姿勢を身に付ける
さぁ、プッシュをマスターしてスケボーらしくなってきましたね!
けれどもスピードが出た瞬間に「うわっ⁉怖っ!」って思いませんでしたか?
その原因は不安定な姿勢で乗っているからなんです。なので、ここでは安定して乗れる姿勢について解説していきますね。
安定姿勢のポイントは次の4つです。
- まず乗っている姿勢をチェックする
- 両ひざを軽く曲げる
- 身体の軸をデッキと垂直にする
- 安定姿勢を取るための意識の仕方
乗ってる姿勢はどうなってますか?
まず今乗っている姿勢をチェックしてみましょう。
ひざがピーンと棒立ちになってませんか?
その状態だとすごく危険です!ひざが曲がっていない状態だと、とっさの出来事に対応できません。
なので大ケガをしないためにも安定した姿勢で乗ることが重要になります。
それでは次に安定姿勢とはどんな姿勢か?について解説していきます。
両ひざが軽く曲がっていること
ひざが曲がっていれば路面のデコボコを吸収できるので上半身はリラックスできます。
車だとサスペンションの役割です。
ひざが伸び切っているときはこのサスペンションが壊れて固まった状態だと思ってください。そうなると路面からの反発する力を何も吸収できなくなりますよね。
なので軽く両ひざが曲がっていることがひとつポイントです。
身体の軸をデッキと垂直にする
次にデッキと体の軸について解説していきます。
進んでいる時によくなってしまう体勢は頭が傾いてデッキから外れていることです。
このような体勢になってしまうと倒れかかった棒のように、どんどん傾くばかりで最終的には倒れてしまいます。
なので身体の軸はデッキと垂直にすることが大切です!
そう言われても難しいと思うので次にポイントを紹介しますね。
安定姿勢を取るための意識の仕方
『よし!ひざ曲げて姿勢低くやな』って意気込むと、大抵の人がおしりがプリッと出て頭が正面側に倒れたバランスの悪い姿勢になっちゃいます…
そこで、頭のなかで次のように意識してみてください。
『イスに軽く座ろう』
このように意識すると、自然に腰が落ちて自然にひざが曲がり頭の軸が中心にある体勢を取れるようになります。それと同時に、目線を進行方向に向ければ完璧な安定姿勢のできあがりです!
この安定姿勢はあとで技を練習するときにも重要になってくるので、しっかり意識してマスターしましょう。
スケートボードのケガをしない止まり方
次に止まり方について解説していきます。
プッシュができるようになると、『スケボーできてる!気持ちいい!』って感じでテンションあがります!
けれども自転車とかなんでも進んだら安全に止まれることが重要になってきます。
後ろ足でブレーキをかける
自転車の場合は手でブレーキを握りますが、スケボーの場合は後ろ足で地面を踏んでブレーキをかけます。
ズズズッと地面と足をこすって摩擦抵抗でスピードを緩めていく方法がスケボーの止まり方です。
止まり方のコツ
止まり方のコツは、もう一度降り方の動作を思い出してください。
- 前ひざを曲げて重心をかけ後ろ足を降ろす
- 降ろす位置が後ろすぎないように注意
スピードがつくと体が後傾になってしまうので次のポイントを押さえてください。
止まり方の練習方法
ここでも題して『……』。すみません良いネーミングが思いつきませんでした…
それでは止まり方の練習方法を紹介します。
- プッシュを1回する
- 後ろ足をデッキに乗せる
- スピードが遅くなってきたら後ろ足を降ろす
これを繰り返し練習し、慣れてきたら徐々にスピードをあげて止まれるようにしましょう!
上手く地面にこすれない!後ろに倒れてしまう!ってときは、もう一度片足バランスを練習しましょう。そうすると、前足を軸に後ろ足を軽くこすれるようになってきます。
その他の止まり方
後ろ足で止まる方法以外にも、デッキからピョンと飛び跳ねて両足着地する方法があります。とっさに危ないと感じた時はこのやり方もありです。
けれども、この止まり方はデッキだけが飛んでいってしまうので他の人に当たったり、お尻側にジャンプした場合バランスを崩し頭を打つ危険があります!
なので後ろ足を降ろして止まる方法が一番安全ですので、まずは後ろ足で止まる方法をマスターしてくださいね。
まとめ
ここまで、スケボーに乗るための基本動作と練習方法を紹介してきました。
以下のポイントをおさえてチャレンジしてくださいね。
- 早く上達する秘訣は、プロテクターを着けて恐怖心を減らすこと
- まず自分に合ったスタンスを見分けよう
- スケボーは、正しい位置に足を置けばバランス力があがる
- スケボーから降りる時は、前ひざに重心をかけてから後ろ足を降ろそう
- 前ひざの上にあごがくるようにイメージすると、力強いプッシュができる
- イスに腰かける意識を持つと、スケボーに安定して乗れる
- 止まり方は、後ろ足を地面にこする方法が一番安全
スケボーはバランスが難しいスポーツです。ぜひ基本動作を身につけて、逆にバランスを楽しめるようにレベルアップしていきましょう!