今回はスケートボードの基本トリック「テールロック」について話していきます。
テールロックは基本技なのですが慣れないうちは、
コーピングにテールをかけられない…
かけられたとしても体勢を崩して転んでしまう…
など、これが意外と難しいんですよね。
テールロックで大切なポイントは、
「コーピングに対して90度の軸を意識する」ことです。
この軸のとり方の内容もふまえて、テールロックのコツと練習方法を紹介していきますので、ぜひともご一読ください。
当記事は以下のような方に参考になります。
- テールロックに挑戦したいけれど、何から始めていいか分からない方
- インターフェイキーができないけれど、テールロックを練習したい方
- テールを安定してロックできない方
当記事は滋賀県長浜市にある老舗スケートボードパーク、ハックルベリー監修のもと執筆しております。
テールロックとは
テールロックは、ランプなどのセクションで技と技とをつなぐ時に使います。
セクションの中で連続して遊ぶためには、必要不可欠となるトリックですね。
やり方は以下のとおりです。
- フェイキー(後ろ足が前)方向でR面へ侵入する
- コーピングにテールを引っかける
- テールを踏んだ状態のまま、プラットフォーム上でいったん静止する
まずはテールタップを習得しよう
テールロックにいきなり挑戦するのは難易度が高いです。
なので、まずは一歩手前の技でもある「テールタップ」をできるようにしましょう。
テールタップの参考記事はこちらです。
テールロックは、このテールタップの軸を変えていくだけです。
次の項目で、その体の軸のとり方について紹介していきますね。
テールロックは垂直軸を意識しよう
テールタップの体の軸は、コーピングに対して「上から斜め45度」でした。
この45度の軸を、テールロックでは「上から90度」に変えていく意識をしましょう。
コーピングが近づいてきたら、テールタップと同様に前膝を胸に引きつけて、後ろ足(ロックする方の足)をコーピングの上から90度の位置に押しあてる意識をします。
そうすることで、体の軸をプラットフォームと垂直方向に近づけやすくなります。
また、母指球を意識してコーピングに当てこんでいくと、後ろ足がずれない安定したテールロックにつながりますよ。
「コーピングの上から90度の位置に、テールを押しあてて立つこと」
この意識をもってテールロックの練習に取り組んでいきましょう!
テールロックの練習方法
テールロックの練習方法を3つ紹介します。
ドロップインも並行して練習していこう
テールロックを練習する前に、まずはドロップインを習得しておきましょう。
というか、テールロックを練習しているとドロップインの感覚が自然と身についていきます。
なぜならテールロックをしたあと、ボトムへと滑りおりた時のR面との軸の取り方が、ドロップインをした時と同じだからです。
なので、テールロックと並行してドロップインにもチャレンジしていきましょう!
ドロップインの参考記事はこちらです。
インターフェイキーができない場合の練習方法
インターフェイキーも習得しておくと、必要な速度を維持したまま戻ってこられるので、テールロックの練習がやりやすいです。
インターフェイキーができない場合は、ノーズがコーピングを超えないように膝を曲げてR面からの圧力を吸収する。
そして戻る時に下りのパンピングを強くして、テールロックができる高さまで速度をあげる。
このような方法で練習していきましょう。
必要な速度を維持する練習をしよう
コーピングの高さの位置までテールをあげていくには、滑る速度を維持することが必要です。
そのためには「R面の上りでは何もせず、下りで効率よく加速すること」が大切になります。
上りで高さをあげようとすると、ムダな動きが入り速度にばらつきが出てしまいます。
結果、ロックできたり、できなかったりのムラが出る原因になります。
ぜひ、こちらの記事を参考にしていただき、R面を滑る速度をコントロールできるようにしましょう!
まとめ
今回はスケートボードの基本トリック、「テールロック」のコツと練習方法について紹介してきました。
テールロックのポイントは以下のとおりです。
- まずはテールタップを習得して、テールをコーピングに当てこむ感覚をつかもう
- テールタップの45度軸を、テールロックでは90度に変える意識をしよう
- ドロップインした時のR面との体軸のあわせ方は、テールロックでも大切になってくる
以上のポイントをふまえて、テールロックの習得に向けてチャレンジしていきましょう!
当記事が少しでも参考になれば幸いです。